降雨時のコースクローズ
降雨時のコースクローズについて、5月31日にお知らせいたしました。
今回はその理由を少しお伝えいたします。
MTBダウンヒルの各コースは長年にわたり大きなライン変更なく使用しています。
多くのお客様にガンガン走って頂けることは大変ありがたく思います。
と同時に、コースメンテナンスも随時行ってきましたが、
土壌の侵食には追いつけず、
降雨時および路面の状況によっては止むを得ずコースクローズを行うことにしました。
MTBコースにとって、「水」は大敵となります。
雨が降ると、コース内の1番低い場所を水が流れます。
その水の流れと走行ラインが一致した場合、轍状に掘れてしまいます。
1度轍状になってしまうとそこへ多くの水が流れ込みやすく、
走行ライン上、さらにブレーキングポイントであれば、
土壌の浸食が進みやすくなってしまいます。
そのため、コース上には水切りと呼ばれる、
コース内を流れる水をコース外へ流すためのものが多数設置してあります。
降雨時や降雨が見込まれるときにはこの水切り内の砂利などをきれいにしたり、
日々のメンテナンスでは破損した水切りを修復したり、
新たに設置したりしています。
しかし、地形的に水切りが設置できない場所、水が流れ込みやすい場所が存在します。
土壌侵食が進んでしまった場所です。
場所によっては元の地面の高さから1メートルほど掘り下がってしまった部分もあります。
こういた場所はまわりの土を削って周囲を均したりしますが、再び掘れ下がってしまいます。
今回はこういった状況を少しでも回避すべく、コースクローズを行うことにしました。
また、#9、#14では地面が濡れた場合、土壌自体が非常に滑りやすくなってしまいます。
#14(旧Bコース下部)は特によく滑りますね。
そして、#9、#14は乾きずらい土壌でもあります。
お客様の安全の確保及びコース維持のためのコースクローズです。
ご理解いただきますようお願いいたします。